パテントコラム

2024年11月

【Topic.1】開業時スタートアップ500者 愛知県、ステーションAi会員発表
(※「者」:会社以外に個人や団体を含みます。)

(2024年10月31日 中部経済新聞)

愛知県が2018年に策定した「Aichi-Startup戦略」に基づき、「STATION Aiプロジェクト」が推進されています。このプロジェクトの中核となる、日本最大規模となるスタートアップ支援拠点「ステーションAi」が、名古屋市昭和区にオープンしました。
ステーションAiは地上7階建てで、「STATION Ai」に所属する会員だけが利用できる「会員専用ゾーン」と、誰でも利用できる「一般開放ゾーン」で構成されています。飲食店やイベントスペース、宿泊施設なども設けられています。
中部経済新聞によると、愛知県が発表したステーションAiの会員状況は、スタートアップが約500者、スタートアップとの協業・連携を促進する企業などが約200者となっているとのことです。この会員は全国から集まっています。また海外からの参加もあり、開業時から活況を呈することが期待されます。
愛知県内の会員数は全体の33%となっており、弊所も協業・連携を促進する企業側の一員として参加しています。
このステーションAiは、スタートアップと企業がつながることでイノベーションが生まれることを目指し、その施設内には多様な交流を生まれやすくする工夫がなされているそうで、建物の造りも興味深いと感じます。
このように今話題のスタートアップですが、スタートアップには、知財は重要な要素となります。特許庁のHPにおいても「スタートアップ向け情報」という項目で、スタートアップに向けて様々な情報が載っています。具体的には、知財の基本ルール、特許権や商標権を取得するための手続の概要、スタートアップ向けの各種施策などが掲載されています。
「特許庁 スタートアップ」というワードで検索すればアクセスできますので、ご興味ある方はご覧下さい。